乳がんとヲタ活と私

2017年、乳がん発覚、治療の原動力はズバリヲタ活。治療とKPOPのヲタ活の両立を中心に日々の暮しを綴ります。

NEWおっぱい大作戦(準備編) 〜ナチュラルでエクセレントな美乳を目指せ❗️〜

突然ですが…

マラドーナさんが亡くなりました。享年60歳

 

えっ?

ここって確か「乳がん闘病」とか「KPOPヲタ活」ネタのブログだよね⁉️

って思いましたよね、皆さん? ←合ってます👍

 

彼は私の青春。

忘れもしない1986年W杯メキシコ大会、彼はこの大会で祖国アルゼンチンを優勝に導きました。

当時日本ではサッカーが今のように盛んではなく、海外サッカーの情報源も乏しく、ましてやW杯メキシコ大会の情報など、なんとかNHKのちょっとしたダイジェストや父親が購読していたスポーツ紙で情報を漁る日々。

準々決勝のイングランド戦、「神の手」と言われたハンドはともかくとして、ドリブルでイングランドの選手5人を華麗に抜き去り、最後にはゴールキーパーまでかわしたミラクルゴール‼️

この瞬間、私の推しスイッチがONに❣️

この日から、当時メジャーだったサッカー情報誌(イレブン・ダイジェスト・マガジン)3冊を定期購読開始。

付録で付いてきた等身大ポスターを部屋に貼り、願わくばお嫁さんに❣️なんて大それた妄想を抱いていました。←妄想もここまでくると末期…

楽しくも切ないヲタ活の日々

 

彼のサッカーが好きでした。

スーパースターゆえ、ものすごくマークされ、ファウル紛いのチャージを受け、何度も何度も倒されながらも、立ち上がり、ただひたすらゴールを、そして勝利を目指す彼が好きでした。

 

その後ご結婚をされたり、やんちゃな事ををされ世間を騒がせてみたり…

遂には、監督として祖国アルゼンチン代表を率いてW杯へ戻ってこられました。

時折メディアで見かける変わりゆく姿、でも私の中で彼は永遠に、

ブルーのストライプのユニフォームを身に纏った

「アルゼンチン代表の10番」のままなのです。

 

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心からご冥福をお祈りします。

 

前置きが長くなりました、すみません💦

では本題へ

 

約半年にわたる抗がん剤治療

我ながら仕事との両立とか、色々おつかれ ←遠い目

 

当然 抗がん剤点滴の度にいちいち白血球(正確には好中球)が下がるわけで…

最後の抗がん剤治療からのリカバリー(血液データの改善)を待ちつつ

乳房再建に向けての準備も同時進行で行っていきます。

なんてったって、再建が終わったら、間髪入れずに放射線治療に突入するというミッションが待っているのですから。

 

抗がん剤の点滴のあと、大抵その足で形成外科を受診して、全摘と同時に右胸に挿入したエキスパンダー(ティッシュ・エキスパンダー:皮膚を伸ばす組織拡張器)に生理食塩水をちょっとずつ足して、少しずつ皮膚を伸ばしてくわけなのですが…

(大体1ヶ月に一度くらいのペースで、半年くらいかけて残っている胸と同じか少し大きめになるまでゆっくり膨らませます)

 

私ってば、かなりの貧乳

 退院前とその後の通院中に1回、計2回の注入で終了(早っ!)

そんな私を尻目に着々と生理食塩水の注入で盛っていく同室メンバーの3人… 

ちょっと羨ましかったり😅

 

とはいえ、抗がん剤治療と放射線治療の隙間に 再建手術をねじ込むことができたのも、ひとえに貧乳のおかげ(⁉️)と前向きに開き直り準備を進めます。

 

生理食塩水の注入が終わっても、ちょくちょく形成外科を受診します。

そう、中身(お胸の)をどうするかという問題。

 

乳房再建には、主に「自家組織(自分のお腹や背中のお肉など)を使用する方法」と「人工物(シリコンインプラント)を使用する方法」があります。

最近では脂肪注入という方法もあるとか…

 

それぞれメリット・デメリットがあり、悩むわけで…

手術後、エキスパンダーを膨らませながら、ゆっくりと考える時間はあるため、色々とドクターに相談します。

 

感染に強く、術後のメンテナンス不要、自然な柔らかい乳房の再建を目指すなら自家組織❗️

ただし、他の場所のお肉を取ってくるため、手術時間や入院期間が長くなり、取った箇所に新たな傷ができます。←結構大胆な傷跡になるらしい💦

 

インプラントによる再建術のメリットは

他の部分に傷をつけなくて済みます。←全摘の時の傷をもう一度開くので新たな傷はできない

手術時間も短く入院期間も短いです(大体3泊4日くらい)

デメリットは

感染や破損のリスクがある、自然な柔らかさではない。

再建したおっぱいの形はそのままなので、歳とともに残っているおっぱいが下垂してくると左右差が生じる、などでしょうか。

 

出来れば自然なおっぱいが良いな〜と考えていた私は、自家組織について相談しました。

 

あまりお腹にお肉がついていない私の体型では、お腹のお肉は使えないと。

そこそこスレンダーな自分の体型が残念でした…

 

そして、あまりおっぱいが大きくない私には、背中の脂肪やら筋肉を持ってくるという「広背筋皮弁法」が良いのでは、との提案。

ただ背中の筋肉も使うので、採取した部分の筋力の低下を感じることがあると。

力仕事や腕を使うスポーツをしている人には適さないらしい。

 

力仕事や腕を使うスポーツを頻繁に行っているわけではないのだけど、やはり筋力低下はちょっと…

傷が新たに増えるのもな〜ということで

結果 

インプラントによる再建手術に決定しました\(^o^)/

 

そうと決まれば、お次は…

中身のインプラントのサイズ‼️です😅

 

形成外科の主治医のY先生、一緒にオペに入る予定のS先生と私で、サイズを吟味(^^;)

上半身丸出しの私を前に、これはどうだろう、いやこっちの方が、とカタログを見ながら悩みます。

結構シュールな風景…

 

年齢的にも下垂感満載の残ったおっぱいに、限りなく寄せて欲しい‼️

私の望むNEWおっぱい

ナチュラルな下垂感をリアルに再現していただきたい‼️」

そう言い放った私の迫力に、Y先生、微かに引いていましたね😅

最小サイズから2番目のインプラントの挿入が決定した瞬間でした ✌︎('ω')✌︎

早速注文をします(海外製ゆえオペまでに納品が間に合わなくなると困るしね😅)

 

でも一つ問題が…

幸いにも、全摘時に乳頭と乳輪(つまりB地区😅)が残せたのですが、

乳頭の先端が壊死してしまい、高さがなくなり、見た目出っ張りのない平面的なお胸に…

その様子は過去記事を参照されたし😊

 

 

uusan1222.hatenablog.com

 

形成外科の技術力ってすごいんですよ‼️ 

 Y先生曰く

「オペの時、軟骨を取ってきて適当な場所(傷の真下あたりに埋めておくイメージ)に置いといて、後日落ち着いたら、皮膚の内側から軟骨で皮膚を押し上げて、出っ張りを作ることで乳頭を作れるよ」

( ゚д゚)!

なんと、自分の軟骨を使って乳首が再現されるとは!!!!!

 

ただし、NEWおっぱい作成後に放射線治療が控えている私

放射線治療後、照射部分の皮膚は薄く弱くなるため、もしかしたらNEW乳首作成は難しくなるかも…とY先生からは念を押されました。

 

こうして

NEWおっぱい大作戦、作戦実行の日を迎えるのでした。

 

*画像お借りしました